入社時に、偉そうな人から持ち株に入ったほうがいいと勧められた。
株のことよくわからないがとりあえず入ったほうがいいの?
もしくは、既に持ち株に入ってるんだけど、見直そうと思っている。
こんな悩みに回答します。
僕自身、持ち株で失敗した経験があります。
個人的に持ち株はオススメしませんが、良い面、悪い面あるの解説していきたいと思います。
結論:持ち株は入らない方が良い。もってるなら早く売る。
結論:入らない方がいい。もってるなら早く売る。
理由は、リスクが集中してしまうからです。
つまり、
勤務先の株を購入する事は、
ということになってしまいます。
もっと簡単にいえば、
仮に会社の業績が傾いた時に、
- 自分の給料も減って、
- 株価も下がって目減りした、
なんてことになったら最悪ですよね。
なので、リスク分散という観点から持ち株はオススメしません。
(逆に、業績がよくなって給料も上げって、株価も上がるというケースもありますが。)
メリット・デメリット
といつつも、賛否両論あると思うのでメリット、デメリットあげてみました。
メリット
デメリット
こうやって並べると、あれ?メリットの方が多くね? ってなっちゃいましたね。
確かに、資産運用の超初心者にとって見逃せないメリットもあるのかもしれません。
ですが、やっぱりリスクが集中してしまうのが気になります。
自分のポートフォリオの一部として、持ち株をうまく組み込んでいる。結果としてリスク分散ができている。ということであれば、そこまで気にする必要はないのかもしれませんが、きっとこの記事の読者様はそんなことないと思います。
奨励金のお小遣いもある意味、不労所得なので貴重ですが、
リスクを避ける方がトータルリターンが大きいと思います。
というか、持ち株やる資金で、
失敗談
ここからは失敗談です。
1社目の入社当時→現在にかけてのお話です。
当時新入社員の僕は、毎月5000円で自社株を購入していました。(いわゆるドルコスト平均法というやつです。)
入社当時はよくわからず、流されるまま持ち株会に加入し、
難しいことは何一つ考えていませんでしたし、調べようともしていませんでした。
当然、在籍中もよくわからずです。
しかし、入社から3年と10ヶ月後、転職を決意しいざ退職の際に
「持ち株の売却(or処理)について」考える必要が出てきました。
(*豆知識かもしれませんが、退職する際は、会社に積み立ていた持ち株を個人の証券口座に移管するという作業発生します。移管作業をしないと売却できません。)
ちなみにその時は、
「証券口座ってなに?」
というレベルの金融リテラシーだったので、
全てがちんぷんかんぷん。
やっとこさ、証券口座を開設し(なんと会社指定で野村証券!手数料高!!w)
移管したものの(実質、移管されるのに一月程度かかりました。)
売り方や証券口座の使い方がわからず、あたふたしているうちに、コロナショック到来!!
30万円近く積立ていたのが、現在は20円万近くに目減りしてしまいました泣。
このまま株価が戻らなかったらどうしよう。って感じです。
(いつかは戻ると信じています)
まとめ
ここでの学びとして、
個別株一本に投資していたことがそもそもリスクだった
のだと気づきました。(知らないって怖いですよね?)
分散が効いている。
というのは投資の基本の一つ、ということも身をもって体感しました。
ただ、先ほどのメリットに上げさせていただいたように、持ち株をやってたからこそ、
と疑問を持ち、
自分で学習することができました。その経験は今でも役立っていますし、当然無駄ではありませんでした。
むしろ、良い勉強をさせて頂けた。とも思っています。
そう考えると、
超初心者にとっては今後の資産運用の取っ掛かりとしてはOKなんじゃないか?
とも感じます。
おそらく、読者のみなさま方は、
今から持ち株始めようか悩んでいたり、
既に始めてるが不安ある、といった感じでしょう。
お試し程度に、
- 月2000~3000円程度の無理のない範囲で初めてみる、
- 金額を変更してみる、
というのも作戦の一つかもしれません。結果良い勉強になると思います。
ですが、やっぱり、どう考えても
『持ち株に投じるお金でインデックス投資を始める』
方が合理的な気がします。
是非、ご検討ください。
今後インデックス投資についても解説していきたいと思います。
(ちなみに、インデックス投資は、現在の投資において最適解とされていて、ノーベル経済学賞を受賞した理論によって裏付けられています。)
以上参考になれば嬉しいいです。
最後に当時、ぼくが勉強した書籍をご紹介します。
尊敬する山崎元さんの著書です。
山崎さん曰く、キッパリ「持ち株は必要ない!!」とのことです。
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